独身時代はフルタイムで働いていた人も、妊娠や出産を機に退職して主婦となる人が多いのが現状です。日本には3歳児神話と呼ばれる、3歳までは母親と密着して子育てをするべしという風潮が、それを後押ししているからかもしれません。ただし、右肩下がりの経済状況や老後の資金、子供の就学資金に不安を抱く場合は、パートとして復職する主婦は多いようです。また、家庭だけでなく、ある程度社会と接点を持つ点でも、働くことは非常に有効な手段と言えるでしょう。

しかし、子供がいる場合の働き方は、独身時代とは大きく異なってきます。学校行事でどうしても出勤できない日は出てきますし、子供は急な発熱などを起こすこともあります。そして大事なのは、そういったことに理解が深い職場を選ぶことです。多くの女性が働いている職場は、そのようなことに理解があるので、安心かもしれません。面接の際には、仕事に対する情熱をしっかりと示しながらも、起こり得る可能性があるリスクも説明しておくようにしましょう。できない事とできる事をしっかりと分けて、事前にある程度の了解は得ておく方が、働きやすさへとつながるはずです。

また、人間関係をできるだけ良好に保ち、急なシフト変更を頼みやすい関係を構築することも大切です。女性が多い職場では、特に付き合いなどは重要視する必要があります。長い休みや急なシフト変更などで周囲に少しでも迷惑をかけたと感じるならば、お礼としてちょっとしたお菓子を持参したり、丁寧に礼を述べたりして、働きやすい環境を自分から作るようにしましょう。